アレルギーによるものかどうかを調べることが、治療の第一歩
アレルギー性結膜炎の項でも述べているように、アレルギーは外から入ってくる異物に対して体が過剰に反応することで起こります。アレルギーを引き起こす原因となる物質をアレルゲン(抗原)といい、花粉をはじめとする植物、食べ物、ホコリなどがあります。
どのアレルゲンが原因でアレルギー性結膜炎が起こっているかを知ることは大事です。
自分は春先に目がかゆくなるからスギ花粉が原因だろうと思っていた人が、検査をしてみると意外な物質がアレルゲンであったということもあります。
原因物質を調べておくことにより対策を取ることができます。目の症状だけでなく、アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性じんましんなどの症状が出ている方も、症状を引き起こしているアレルギーを特定すること、アレルギーによるものかどうかを調べることが、治療の第一歩となります。
原因検索は、血液中の血清を用いて原因となる物質(アレルゲン)の特異的IgEを測定し、患者のアレルギーのアレルゲンが何かを診断します。
当院でできるアレルゲン検査は2種類あります。
20分でわかるアレルギー検査(immunoCAP Rapid)
指先から少量の採血を行って、20分程で検査結果がわかります。ハウスダスト系、花粉系の代表8アレルゲンの検査が可能です。
View39
静脈から少量の採血を行います。一度の採血で39種類のアレルゲンの検査が可能です。
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なお本検査は、医師の診断により症状のある方で、問診等では原因が特定できない方に健康保険が適用される検査です。
自覚症状がなく検査のみのご希望の方は、自費診療(健康診断と同じ扱い)となります。
検査を希望される方は医師・スタッフまでご相談ください。